LINEスタンプの地図
LINEスタンプのしくみとお金
使えるまでの5段階と、お金の流れ
この章は読むだけです。
作ったスタンプが、LINEのトーク画面で使えるようになるまでに、何が起きるのか。
審査があること、お金の流れ、静止と動くの違い。
先に地図を持っておくと、第6章の申請画面で迷いません。
この章で分かること
- LINE Creators Market が何をする場所で、誰が審査するのか
- 作ってから使えるまでの5つの段階
- 静止するスタンプと動くスタンプの違いと、この教科書がどちらを扱うか
- 販売価格の決め方と、売上がどう手元に来るか
LINEスタンプは、誰でも出せる
LINEのスタンプには、LINEや企業が出している公式のものと、個人が作って出している「クリエイターズスタンプ」があります。
あなたが作るのは後者です。
出すための窓口が LINE Creators Market(クリエイターズマーケット)という場所です。
ふだんのLINEアカウントでログインすれば、無料で登録できます。
登録に資格は要りません。
絵の経験も、会社も、お店も不要です。
必要なのは、決まりに合った画像と、タイトルや説明文だけ。
そして、出したスタンプはLINEの審査を通ってから、LINEのスタンプショップに並びます。
LINE Creators Market(らいん くりえいたーず まーけっと)
個人がLINEスタンプ・絵文字・着せかえを登録して、審査に出し、販売するための公式の窓口です。
マイページで「新規登録」をすると、画像と文を登録する画面が開きます。
審査のリクエストも、審査の結果の確認も、売上の確認も、全部ここでやります。
作ってから使えるまでの5段階
- 1作るキャラと20個の一覧(第2〜5章)
- 2申請する画像と文を入れて出す(第6章)
- 3審査LINEが見て、承認かリジェクト
- 4リリース販売開始で、ショップに並ぶ
- 5使う・受け取る自分も買って使い、売上も受け取る
大事なのは、作っただけでは、自分でも使えないことです。
審査に出して、承認されて、リリースして、初めてスタンプショップに並びます。
自分で使うときも、ショップから手に入れます。
家族に見せたくても、審査が通る前は見せられません。
だからこの教科書は、「作る」で終わらずに「申請する」までをゴールにしています。
審査は、何を見ているか
審査はLINEが行います。
見ているのは大きく3つです。
サイズ・形式・背景が透明か。
他人のキャラに似ていないか。
権利の所在がはっきりしているか。
日常の会話で使えるか。
文字の誤りや宣伝がないか。
結果は「承認」か「リジェクト」です。
リジェクトは失敗ではありません。
理由がメッセージセンターに届くので、直してもう1度出せます。
審査にかかる日数は公式マニュアルに書かれていないので、出したら待つだけです。
何日で来るかを気にするより、出す前の確認に時間を使うほうが、結果として早く通ります。
静止するスタンプと、動くスタンプ
ふつうのスタンプです。
画像は PNG が1個ずつ。
8・16・24・32・40個のどれかを選びます。
- ChatGPT の無料版と Canva で作れる
- 決まりがシンプル
ぴょんと跳ねる、ゆらゆら揺れる。
コマを連ねた特別な PNG(APNG)で作ります。
8・16・24個のどれかです。
- コマを作る手順が増える
- 申請画面の種類は、あとから変えられない
申請画面で最初に「スタンプ」か「アニメーションスタンプ」かを選び、選んだあとは変えられません。
この教科書では「スタンプ」を選びます。
動かしたくなったら、付録Cの行き先へ。
お金の流れ
販売価格は、申請画面の選択肢から選びます。
あとからいつでも変えられるので、悩まなくて大丈夫です。
- 1売上スタンプが売れる
- 2手数料LINEの手数料が引かれる
- 3分配額残りの一部が、あなたの取り分
- 4送金申請マイページから申請して受け取る
送金申請の前に、送金先の口座の設定が要ります。
分配額が一定の額に満たないうちは申請できず、毎月の決まった期間も申請できません。
個人で年間の分配額が一定の額を超えると、マイナンバーの提出が求められます。
細かい数字は変わることがあるので、公式マニュアルの「送金申請」のページで確かめてください。
そして、ここが1番大事なところ。
送金先の口座を入れなくても、審査のリクエストまでは進めます。
売上が出て受け取るときに設定すれば足ります。
お金の話で足が止まる必要はありません。
この教科書での考え方
稼ぐためのスタンプではなく、「自分のキャラを、自分のLINEで使う」ためのスタンプとして作ります。
受講生や生徒、常連さんとのやりとりに、自分のキャラで返せる。
それだけで、作る価値は十分にあります。
売れたら、それはおまけです。
この章のまとめ
LINEスタンプは、誰でも LINE Creators Market から出せる。
作っただけでは使えず、申請して審査を通って初めて並ぶ。
この教科書は静止するスタンプで、申請までをゴールにする。
お金のことは、あとからで足りる。
ここまで分かれば、地図は持てました。
次の章から、手を動かします。
最初に作るのは、あなたのキャラです。
章末チェックリスト
地図は手に入りました。第2章で、あなたのキャラを作ります。